「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳」は2014年公開の日本映画。
主演は綾瀬はるかが抜擢され、「GANTZ」や「図書館戦争」で有名な佐藤信介が監督を務める。
「万能鑑定士Q」シリーズは、松岡圭祐による日本のベストセラー推理小説のシリーズ。
Qシリーズは第一部「万能鑑定士Qの事件簿」第二部「万能鑑定士Qの推理劇」短篇集「万能鑑定士Qの短編集」で構成されています。
全12巻まであるシリーズのうち第9巻「万能鑑定士Qの事件簿IX」が映画化されたものが「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」である。
本作品はダ・ヴィンチの名画『モナ・リザ』の臨時学芸員に選ばれた凜田莉子(綾瀬はるか)とモナリザの謎に迫った映画。
凜田莉子は神田川沿いにある雑居ビルの1階「万能鑑定士Q」という店の店主兼鑑定家である。
大きな瞳にモデルのように長い手足を持つ美女でありながら、絵画、骨董、宝石、ブランド、漫画、映画など幅広いジャンルを即座に鑑定する鋭い観察眼の持ち主でもあります。
40年ぶりに日本にやってくる名画『モナ・リザ』展覧会の警備強化のための臨時学芸員として推薦された莉子フランスのパリで採用テストを受けます。
テストは何枚ものモナ・リザから本物を言い当てるもので日本人で合格したのは2人だけ、莉子と若い女性である流泉寺美沙(初音映莉子)だった。
合格者に対して「モナ・リザ」についての講義合宿が始まったが、莉子は次第に謎の頭痛に襲われて今まで持っていた鑑定能力を失なってしまいます。
自信を失い戸惑いを見せる莉子でしたが、これは美沙と講師であり美沙の恋人でもあるブレによって仕組まれた罠でした。
展覧会で絵画を偽物とすり替えようと目論んでいた美沙とブレは、すり替えが発覚するのを恐れて莉子の才能を潰そうとして本物と偽物の識別能力を狂わせる訓練を繰り返し行なっていたのです。
この結果、莉子は鑑定能力を失いモナリザも展覧会ですり替えられてしまいます。
しかし共犯と思われていてた美沙も実はブレに騙されていて被害者の一人でした。
雑誌記者小笠原悠斗(松坂桃李)の調べで全てを知った莉子と美沙はすり替えられたモナ・リザをブレから取り戻そうとします。
サスペンスとエキサイティングが融合された映画で日本映画初のルーヴル美術館内で行なわれた本格的なロケ地もみどころです。